東南アジアを英語で周遊!英語が通じる国、通じない国

英語学習

時差も1~3時間程度、日本からも近距離に位置する東南アジアは、日本人にとって気軽に行ける旅行先です。ただし、海外旅行に行く際に気になるのが言語ですよね。英語くらいだったら頑張ってみようと思っても、ほかの言語となるとわざわざ勉強する気にはならないものです。

そこで今回は、東南アジアで英語が通じる国はどこなのかご紹介します。英語が通じない国の情報もお伝えしますので、旅行先選びのヒントにしてみてください。

東南アジアの中で英語が通じる国は?

東南アジアの国々のほとんどは、それぞれの国独自の言語を持ち、その言語が公用語となっています。

たとえば、マレーシアはマレー語ですし、お隣のタイはタイ語、インドネシアはインドネシア語です。カンボジアはカンボジア語(クメール語)、ベトナムもベトナム語が公用語なので、このような国々で英語が通じるのか不安に思う方も少なくないでしょう。

しかし、東南アジアのなかには、英語が公用語の国もありますし、公用語ではなくても、国民のほとんどが英語を話せる国もあります

なので、わざわざほかの言語を学ばなくても、英語さえできれば旅行に不自由しないんですよ。東南アジアで英語が通じる国は以下のとおりです。

シンガポール

国語はマレー語、公用語はマレー語、中国語、英語、タミール語の4言語とされているシンガポールですが、英語さえできればシンガポールでの生活で困ることはありません

国民全体の英語能力は、世界的な語学学校『EF Education First』が毎年公表する、英語を国語としない国の英語能力ランキングでは、常に上位にランクインしているほど非常に高いのが特徴です。

2018年度は世界第3位、2019年度は世界第5位と、いずれにしても英語能力レベルが【非常に高い】に位置しています。因みに2019年の日本の順位は53位で、英語能力レベルは【低い】です。

シンガポールも隣国マレーシアと同じく多民族国家。中華系が主ではありますが、ほかの民族との共通語は英語です。マレー語が国語とはなっているものの、マレー語で話すことができるシンガポール人は多くはありません。

加えて、国として英語教育に力を入れていることもあり、学校教育を受けたシンガポール人であれば、英語で会話をするのは普通のこと。日常会話は英語+中国語、英語+マレー語、英語+タミール語という風に、英語ともうひとつの言語を使う人がほとんどです。

このような事情から、シンガポールであれば、英語オンリーで何も不便もなく旅行を楽しむことができます。

フィリピン

オンラインを使った英会話の講師の多くがフィリピン人ということからも分かるように、フィリピンも英語が通じる国のひとつであります。

フィリピンの国語はフィリピン語(タガログ語)ですが、公用語は英語とフィリピン語なので、英語を話す人も多いということです。

多民族国家のフィリピンは、言語数も100以上存在するといわれています。異なった民族同士がスムーズにコミュニケーションを図るための手段としても、英語は大切な役割を果たしているのです。

また、学校教育も国語(タガログ語)以外は英語で行われていることも、英語を話せる人口が必然的に多くなる理由となっています。

世界的に見てもフィリピンの英語能力は高く、先ほど述べた『EF Education First』の英語能力ランキングでは、世界20位(2019年)で能力レベル【高い】にレベル分けされているほど。英語の語学留学のためにフィリピンに行く人が多いのもうなずけますね。

マレーシア

公用語はマレー語の多民族国家マレーシアも英語が通じる国のひとつ。特に首都クアラルンプールに住んでいる人の多くは、日常会話は英語で行っています。

病院にかかっても、医師はマレー語が話せないということが少なくなく、英語ができたほうが有利な場面も多いマレーシア。『EF Education First』の英語能力ランキングでは、世界26位(2019年)で英語能力レベル【高い】にレベル分けされています。

英語以外にも、中国語やマレー語、タミール語などが話されていますが、1人がマレー語などの別の言語で話して、相手が英語で返すなんてこともよく目にする光景。

シンガポールやフィリピンと同様、自分の民族の言語+英語を話す人が多いため、英語ができれば問題なく旅行ができますよ

東南アジアの中で英語が通じない国は?

東南アジアの国すべてで英語が通じるわけではなく、海外からの観光客はそこそこ多いのに英語オンリーじゃきついという国もあります。

東南アジアで英語が通じない国をみていきましょう。

カンボジア

首都プノンペンやアンコールワットのあるシュムリアップは、海外からの観光客が多く訪れる場所。一部、ホテルやゲストハウス、レストランでは英語が通じるところもあるものの、基本的には英語が通じないと思っておきましょう

実際、わたしがカンボジアに旅行に行ったときのことですが、プノンペン市内を回っていたときに、急にお腹が痛くなったことがあります。トゥクトゥクのお兄さんに「トイレを探している」と伝えようとしたのですが、なかなか伝わらず・・・。

お腹を押さえて、少し苦しそうな顔をしたところ、「分かった!」という顔をしてくれたのでホッとしたのですが、連れて行かれた先はレストラン(笑)。どうやら、お腹が空いて堪らないと解釈されてしまったようです。

外国人観光客を乗せる機会の多いトゥクトゥクやバイクタクシーのお兄さんでも、英語は通じないことが多いので、旅の指さし会話帳などを持参したほうが良さそうです。

因みに、2019年の『EF Education First』の英語能力ランキングではカンボジアは世界94位(100国中)で、英語能力レベルは【非常に低い】にランク付けされています。英語は片言なら話せる人もいるものの、ほぼ通じないと思っておきましょう。

タイ

タイも首都バンコクやリゾート地のプーケットなど、海外からの訪問者に人気のスポットが数多くあります。そのような観光地の宿泊施設などでは英語が通じるものの、街中で買い物をしたり、道を尋ねたり、という場合は、英語が通じないと思っておきましょう

タイの難しいところは、数字もタイ語であること。バンコクでも「1、2、3、4、・・・」といった欧米の数字は使用せず、タイ数字だけの表記も多いのです。そのため、バスに乗ったり、道を探したり、といったときに不便を感じることが少なくありません。

タイの英語能力レベルはどうかというと、『EF Education First』のランキングでは世界74位で、カンボジアと同じく英語能力レベル【非常に低い】にランク付けされています。

インドネシア

英語が通じるマレーシア、シンガポールの隣国インドネシア。しかし、首都ジャカルタや観光地バリなどの主要都市以外では、英語が通じる可能性は低いと思っておきましょう。

インドネシアも多民族国家であり、その言語数は700以上ともいわれています。インドネシア人の多くが、ほかの民族の人達とコミュニケーションを図る手段として用いているのはインドネシア語です。

つまり、インドネシア人の多くにとって、インドネシア語は母語ではなく第二言語ということ。もちろん、英語を話す人もいますが、多くのインドネシア人にとってはインドネシア語が話せたら、コミュニケーションには問題ないといったところでしょうか。

『EF Education First』の英語能力ランキングでは、インドネシアは世界61位で日本よりも下位です。英語能力レベルは、日本と同じく【低い】にランク付けされています。

旅行のために英語を勉強する

東南アジアでは英語が通じない国もあるとはいえ、観光地のほとんどは、海外からの観光客を相手にするためには、英語が必要という意識が高いのが特徴です。

なかでも、シンガポールやフィリピン、マレーシアといった国々では国民全体の英語能力が高いので、英語に自信がある人は、観光を心置きなく楽しめることでしょう。

言い換えると、東南アジアの旅行では、現地の言葉を勉強しなくても英語を勉強しておけば、問題なく過ごせるということ。東南アジアへの旅行を考えているなら、今から英語を勉強しましょう!

まとめ

東南アジアで英語が通じる国 … シンガポール・フィリピン・マレーシア

     英語が通じない国 … カンボジア・タイ・インドネシア

英語が通じる国に旅行に行くのであれば、どんどんと英語を使ってみましょう。「発音やアクセントがちゃんとできているかなぁ」なんて気にする必要はありません。

だって、シンガポールやマレーシアの人の英語も、アクセントに癖があることも多いですから。

英語が通じない国に出かける際には、旅行に行く国の「指さし会話帳」を持っていくと便利かもしれませんね。

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